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〒661-0033 兵庫県尼崎市南武庫之荘2-22-7

TEL:06-6432-1388

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皮膚の病気について

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当院の皮膚病治療の考え方

皮膚病の種類や原因は様々です。動物病院で治療を受けてもなかなか改善しないこともあるかと思います。
あい動物病院では、他の動物病院の診察・治療を受けて改善が見られず、新たな治療法を探していらっしゃる方向けに、他の病院では見過ごされがちな「栄養」に注目して治療を行っています。

※お願い※
一般的な治療内容とは異なることもありますので、実際に内容を取り入れる場合はその点を踏まえ、当院の診察を受けていただくか、ご自身で責任を持って行っていただきますようお願いいたします。

皮膚病と栄養の関係を探ります

今、皮膚病になっているワンちゃんたちの多くは、栄養障害の問題を抱えています。
しかしながら、多くの場合、皮膚病が栄養障害による物だとは考えられていないため、症状の完治を難しくしています。
栄養障害はひとつの栄養素だけではなく、複数の栄養素の問題が複雑に絡み合って出てくることが多いため、現在のところ症状の診断が難しく、多くの病院では皮膚の病気に対する栄養障害の問題が見過ごされているのが実情です。
当院では、食事・栄養という観点で皮膚病の改善をサポートしています。
長年の豊富な経験から、根気よく症状の原因を探りだし、適切な処置を行ってまいります。

ペットフードの栄養について

現在、ペットの食事として多くの方が利用されているペットフードには、栄養素の偏りの問題があります。
栄養に考慮して作られていますが、保存食であるという性質上、酸化しやすい栄養素は必要であっても十分摂ることができない問題に加え、変化する栄養学の考えに基づいて作られる内容は、栄養素の過剰や不足を生むことも考えられます。
病院の治療を受けていてもなかなか症状が治らない場合、ペットフードをやめて、栄養に考慮した手作り食にして症状が改善するケースも多くあります。

アレルギー検査について

皮膚の病気には、よくアレルギー検査が用いられます。しかしながら、検査結果は、必ずしも正しいとは限らないのです。
検査方法にもよりますが、陽性ではない項目に対して陽性結果が出ることもあります。
本当はアレルギー性ではない、原因が他にある皮膚病にかかっていた場合、アレルギー検査で陽性と判定されてしまっては、真の治療・症状の改善を望むことができません。
ステロイド剤を飲みながら、ずっと症状が改善されない場合、原因が他にある皮膚病だという可能性も考えられるますので、是非一度、違う観点からの診断を受けることをおすすめいたします。

当院の皮膚病治療の進め方

当院では、本当の病気を正確に診断するために、多くの皮膚症状の原因となっている栄養状態を改善することを大切にして治療にあたっています。
できるだけ薬を使わずに、長く健康でいるための治療を行っています。

はじめに行う治療

診察前にお願いしているご家庭でのケア

皮膚の症状、痒みの原因をはっきり突き止めるためにも、普段のご家庭でのケアをしっかり行ってください。

  1. ノミの予防
    使用するお薬は、フロントライン、アドボケート、レボリューションなど、病院で渡されるしっかりと駆除のできる製品を使ってください。当院ではチュアブルタイプやビスケットタイプの駆除薬はおすすめしていません。添加物の作用で痒みの出てしまうワンちゃんたちが多いからです。
  2. ダニ対策
    マダニだけではなく、ツメダニ、サシダニ、イエダニの他、草むらにいるダニまで、ダニをすべてやっつけるには、フロントラインのスプレータイプを使うのがもっとも良いでしょう。
  3. 疥癬対策
    犬穿孔ヒゼンダニというダ二が皮膚の中にトンネルを作りながら住みついてしまうために起こる強烈に痒い病気です。
  4. 毛虫対策
    毛虫や毛虫の糞は直接触れた場合、多くの動物が同じように痒い、あるいは痛いと感じることがあるようです。散歩コースなどに毛虫の糞があった場合は、避けて通ってください。

初期検査

当院では、まず初めに、以下の初期検査をします。

  1. 抜毛KOH検査・・・糸状菌の検出、角栓や毛包の生育ステージ、クランピングの有無などを確認します。
  2. 掻爬KOH検査・・・毛包虫の検出。
  3. セロテープ検査・・・細菌やマラセチアの有無、角質の状態を確認して皮膚の状態を細かく確認します。

皮膚のコンディションを整える

当院では、アレルギーの検査をする前に、皮膚のコンディションをできるだけ整えて、そのうえで詳しく原因を特定していきます。
より正確な診断を行うために、この方法で治療を進めていきます。

  1. 皮脂バリアーの再生
    抗菌効果を持つ油で構成された皮脂膜、セラミドが整っている状態にします。それには、必要な油を摂り、有害な脂質を避けることが大切です。

    ★リノール酸を与える
    必須脂肪酸であるリノール酸を摂取します。
    ペットフードでは、酸化しやすいリノール酸が欠乏しやすいため、リノール酸を別に摂る必要があります。
    リノール酸以外の、オレイン酸・酸化したペットフードなどを与えると症状がひどくなるため、注意が必要です。

    ★過酸化脂質を排除
    ドライフードは、大量の過酸化脂質を含んでいます。
    また、フードの他に、犬用のおやつ、歯磨きガム、ジャーキー、チュアブルタイプのフィラリア予防薬も同じくらい過酸化物を持っています。
    人の食べ物の中でも、煮干しや炒り子など魚の干し物類は注意が必要です。
    一度摂取した過酸化脂質は、ビタミンE、ビタミンC、CoQ10(コエンザイムキューテン)などを摂って排除することができると思われますので、是非お試しください。

  2. 添加物を排除
    フードに含まれる大量の保存料、防腐剤などが痒みの原因になることもあります。
    また、犬用おやつ、ジャーキー、歯磨きガム、半生タイプのフード、チュアブルタイプのフィラリア薬の中には、ビタミンAを壊したり、亜鉛を排出したりする作用を持つ添加物が使われている物があるようです。これらの食品を避けるだけで症状が改善することもあります。

これまでのステップで、体調の改善とともに症状が改善されるケースも多いです。
これらを実行してもまだ症状がかわらない場合は、当院で実際にペットの症状を見せていただき、先の治療ステップへと進めていきます。

症状の詳しい検査と治療

栄養障害の治療

  1. 病変の分布によって栄養障害を調べる
    栄養の過不足は、症状と分布によって判断することができます。
    分布を調べることによって栄養の問題によって起こる症状を改善することを目指します。
    膨大な文献を系統立て、見立てていくには、相当な経験を要します。
  2. 栄養障害の特定と説明
    実際のペットの様子から、栄養障害の発生した理由とメカニズムを説明し、治療プランを説明いたします。
    栄養障害の治療の効果を継続するためには、毎日の食生活が大切です。
    当院では手作り食を重視していますが、飼い主様の生活の負担になりすぎないように、必要であればペットフードとの併用、サプリメントの利用などもあわせて、治療プランを練っていきます。

皮膚病学的身体検査

栄養の問題を取り除き、皮膚のコンディションが整った状態で、皮膚病学的身体検査を行います。
本来の病気の原因がよりはっきりと検査できるようになります。